ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

長男の成人式


新年あけましておめでとうございます。今年のリレーブログのトップバッターを務めます、埼玉の島です。
皆さんは、どのようなお正月を過ごされたでしょうか。今年もこのリレーブログで、ハートフルコーチの日々の気づきやつぶやきを楽しみにしていただけたら、嬉しく思います。どうぞよろしくお願いします。

年末のふくちゃんのお話を読んで、私も日常の中で見過ごしていた喜びがたくさんあることに気づきました。今年は、そういうちょっとした喜びを見つけていきたいと思います。

さて、今年は長男が成人式を迎えます。息子を育てた20年間を振り返ると、誕生月に怪我をしていることが多いことに気づきました。2歳の写真では、眉のあたりに絆創膏、3歳では、鼻の下に傷がありました。
そんな息子の、忘れられない出来事があります。

2年前の高3の11月のある日、担任からの電話は、体育でサッカーをしていた息子が怪我をしたので、病院に連れて行くという連絡でした。二度目の連絡で、痛くて体を曲げることができなかったので、救急車で搬送されたことを知りました。私は、心配で焦る気持ちを抑えながら、病院に向かいました。
病院では、息子は診察室の前でストレッチャーに横たわっていました。腸骨剥離骨折でそのまま入院することになり、医師には、治療はせずに安静にして、剥離した所が付いて痛みがなくなれば、退院できると言われました。

ところが、怪我をした息子の第一声は、「日曜日の模試は受けれるかな?」でした。
私は息子の模試を受けたい気持ちがわかるだけに、すぐには答えられませんでした。
「どうかな。お医者さんは、はっきりどのくらいで治るとは言わなかったけど…。痛みを我慢すれば、動くことはできると言っていたよ。今は、治すことを考えようね」と話しました。心の中で、6日後の模試までに動けるようになるのかな?と、思っていました。
ですが、驚いたことに、息子は日に日に体を起こせるようになり、座ることもできるようになり、4日目には退院し、その次の日から、いつものように登校していきました。
私としては、一日休んで様子を見ればいいのに…と思いましたが、息子は、自分で考えて行動できる年齢です。この時期親ができることは、口出ししたいのを我慢して、息子を黙って見守ることだけでした。

あれから2年が過ぎて、現在、大学生となった長男は青春を謳歌しています。学業と好きなテニスや筋トレに励み、友人との語らいやアルバイトを楽しんでいます。
あの入院のことを聞くと、「あれは痛かったな。だけど、もうすぐ受験だから、学校を休みたくなかったんだ」とのことでした。

これからは、親が知らないところで様々な経験を重ねていく中で、息子は成長していくことでしょう。親として、手助けが必要な時にはいつでも手を貸すことを伝えながら、好きなことや好きな物を増やして心を成長させていってほしいと願っています。

息子よ、成人式おめでとう!

それでは、佐藤さん、新年の二番目のバトンを渡しますね。
どんなお話が聞けるのか、楽しみにしています。

埼玉県/島葉子 




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