ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

香港の子育て事情


こんにちは。
香港のクロイザージョーンズ久美です。

なおちゃんの話を読んで、ホント子育てって、「どうすればいいの〜」を考える場だなと実感しています。
今回は、なおちゃんの要望にもあった、香港の子育て事情について書こうと思います。

香港では、フィリピンやインドネシアから出稼ぎに来ている住み込みやパートのメイドさんがいる家庭が多く、そのメイドさんが、学校の用意から、部屋の片付け、ベ ビーシッター、送り迎えから、かばん持ちと、子ども達の世話をします。
親にとっては、心おきなく仕事ができるし、自分の時間を持つことも容易で、習い事や、交流会にでるなど、生き生きと香港ライフを満喫できる、とてもありがたい環 境です。

香港に来て最初のころの驚いたエピソードです。

娘とダンスクラスの見学に行ったとき、クラスにいた生徒(香港人、小5)のダンスシューズのひもがほどけたんです。
その生徒は靴ひもを結びに部屋を出ていいかと先生に尋ねました。私たちは不思議に思いながらにその子を見ていると、
その子は部屋の外にいるのメイドさんに足を差し出し、そのメイドさんは何も言わずほどけたダンスシューズのひもを結び、その生徒は部屋に入ってきました。

香港に来て、こういった光景をあらゆる所で目にします。
皆さんはどう感じれられましたか?

親の価値観、
仕事として子どもの世話に関わっているメイドさんの立場、
親とメイドさん相互の価値観を合わせる難しさ、
大切にされすぎている子どもたち。
実にいろんなことを考えさせられます。

長い間香港に住むと、この光景に親も子どもも慣れてきてしまいますが、
私は、私の目指すところである「子どもの幸せな自立」をいつも念頭に、子ども達と接する事を心がけています。
よく家族みんなで「世の中の様々な価値観や環境、文化の違い」について体験した事を話しています。
そして知る事を楽しんでいます。

ちなみに海外生活の経験がある香港の友人の話では、香港を出るとき相当苦労して、一人でも生活出来るように身の回りのことを学んだそうです。

香港でのほんの一部の子育て事情でした。

次回は岐阜のいづみさんです。

香港/クロイザージョーンズ久美

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