ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

教えてくれる?


大阪の安村です。
平沢さんの日記をよんで、「メモ+メモが目につく環境づくり」なるほどと思いました。私も、メモが目に付く環境づくり、やってみようと思います。

今回は、教える側から教わる側になったと感じたことを書こうと思います。

子どもたちが大人になった時、自分の食事くらい自分で作れた方が食べることに困らないでいいと思い、小さな頃から料理の手伝いをしてもらって少しずつ子どもができることを増やしていきました。
例えば、一番下は、レタスを一枚一枚はがす、もう1人は、ドレッシングを混ぜる、一番上は包丁で材料を切るというように、その子ができるお手伝いを。

野菜の切り方、じゃがいもの皮むき、お米を研ぐ、簡単なことのようですが、小さな子に教えるのは根気も必要でした。時には、私に余裕がなくて今日のお手伝いはもうしなくていいですと、断ることもありましたが、一緒にできる時は、子どものできることが増えるように教えながら、一緒に料理をするようにはしていました。教えるといっても、堅苦しくしていたのではなく、楽しいを大事にするように意識していました。

当時はワンオペ状態だったので、一緒に料理をすることは、やらなくてはならない食事作りと、子どもと一緒に遊ぶことの両方を叶えることであり、料理を一緒にする、出来るように教えることは私にとってある意味、育児アイテムでもありました。

一緒に色んなものを作りましたが、一番楽しかったのは、パン作り。パン焼き機で捏ねた生地をカットして子どもたちに渡すと、思い思いの形を作り、好きな具を詰めたり、まるで一緒に工作をしているような感覚でした。
成形後は、イーストでパンが膨らむのをみて、皆でワクワクする。
パンができあがる工程を一緒に楽しみました。そして、最後には、焼き立てのパンを頬張って、皆、ご満悦。

その内、親と一緒に何かをするより、友だちと遊んだり、ゲームをしたりの方がいい年齢になると一緒に料理することは減りましたが、気付けば、3人とも料理好きになっていました。
煮物や常備菜などはあまり作りませんが、それぞれが好きな物は私より上手。
リクエストすれば、自分の小遣いで買った低温調理器を使って、ローストビーフやレバーのコンフィを作ってくれます。低温調理器の存在は、子どもから教えてもらいました。

唐揚げ好きな子は、自分の好きなタイプの唐揚げが出来るようにネットで検索して試行錯誤しながら、美味しい唐揚げを作ってくれました。私が作るよりもジューシーでとても美味しかったので、「教えてくれる?」と作り方を聞くと、揉みこんで味をつける時に相当量の水も一緒に揉みこむのだと教えてくれました。
それ以来、息子の真似をして、私の唐揚げも以前よりジューシーになりました。

パソコン、スマホは、苦手分野で子どもに教わることが多いのですが、子どもより、歴が長い料理でも教えてもらうことが出て来て、教える側から教えられる側になったと感じています。
料理に限らず、自分のやり方、知っていることに固執するのではなく、子どもから貰える新しい情報を素直に受け取り、私自身もアップデートしていきたいと思っています。

12回のリレーブログも、今回で終わりになります。
拙い日記をお読みくださり、有難うございました。
最後のバトンを岩田さんに渡します。

大阪府/安村典子 






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