ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

記憶術のキモは


なんと偶然にも、昨年度は我が家も家族会議を開催していました。家族はひとつのチームに共感。やってみての後日談も聞いてみたいです。

東京の平沢です。
突然ですが、私は記憶力に自信がありません。たまに、昔あった出来事を克明に覚えている人がいて驚きます。うらやましい限りです。
以前聞いた話なのに、初めて聞いたとばかりに驚いて、逆に驚かれたりします。例えば、「え〜っ、●●さん、双子だったの?」と私、「いや、前に話したよ」と友人。
言われて、はたと思い出すこともあれば、まったく覚えてないこともあります。同僚から、「20年くらい前に、平沢さんのお姉さんのうちに泊めてもらったことがあるよね」と懐かしそうに言われた時は、本当にたまげました。確かにその同僚とは、仕事で姉のうちの近くに行きました。けれども、姉のうちに一緒に泊まったという、記憶がすっぽり抜け落ちている。我ながら空恐ろしい気持ちになります。

長年一緒に過ごしている夫からは、なかば呆れたように「本当におぼえてないの?」と言われることがしばしばあります。どうやら、私の脳内には鍵がかかる箱があり、体験したことはそこにポイポイとしまわれて、厳重に鍵がかけられてしまわれるらしい。いやいや、そもそも、脳の機能のどこかが欠落しているのかも・・・と、ことあるごとに思ってしまうのです(ちなみに暗記能力は普通です)。
家族や友人との間なら、「忘れっぽい人なのね、そんなキャラもいるよね」と許してもらえることも、こと仕事や家の重要なこととなるとそうはいきません。では、どうしているのでしょうか。
私の記憶力を助けてくれる心強い相棒…それは!

「メモすること」です。
え? そんな普通のこと? と思った方、侮るなかれ、これがなかなかに素晴らしいのです。

例えば、職場の場合、Excelで作った仕事の進行日程表に、忘れてはならない事項(締切、イベント日、多方面から連絡される変更点、などなど)を項目ごとに分けて入力、保存。毎朝、PCを立ち上げた時に一読し、思い出せるようにしておくのです。
この方法なら、土日を挟んでも、長い連休があっても、思い出すことができます。毎朝、見ることで記憶に残っていく効果もあり、安心できます。

実は、メモすることは以前からやっていましたが、メモ自体を無くしたり、書いて満足して見なかったりと効果はあまりありませんでした。たまたまメモしたスケジュール表をデスクトップに開きっぱなしにしておいたら、自然と目につく環境になり、記憶の定着に繋がったという感じ。なので、正確にいえば「メモする+メモが目につく環境づくり」が記憶術のキモです。

家のことも同様です。忘れると面倒なことは、紙に書いて起きた順にメモをしておくことにしています。
家族のスマホの契約状況、確定申告の流れ、各種パスワード。なるべく詳細に丁寧にメモをしておき、項目ごとに分けてファイリングし本棚に仕舞います。「メモ+ファイリング、必ず同じ場所に仕舞う」という環境づくりをセットすることで、自分の忘れっぷりを補完でき、安心安全♪

そう考えると「環境づくり」も大事だなとしみじみ実感。忘れないための手法はたくさんありますが、手法を活かす「環境づくり」をセットにすると、アラ不思議! 自然と手法がいかされて目的を達成出来ちゃうのですから。

そもそも、子どもや職場の人など自分以外のまわりの人に迷惑をかけてはいけないという恐れから、記憶力補完計画がスタートしました。そして今、お陰さまで記憶力の弱さを補完する能力は伸び続けているようなので、プラマイゼロというべきか。それに、嫌なこともわりとさら〜と忘れるので、一長一短というべきか。
歳も歳だし(アラ還です)、自分のお忘れっぷりはこれまで通り補いつつ過ごすことにして、「手法+環境づくり」=楽しく自然に困ったを解決! という構図を横展開して楽しんでみようと思います。

例えば、“長男がポケットにティッシュを入れたまま洗濯に出す“という困ったには、
 【メモ】=「ポケットの中身は出してね」という注意書きを洗濯機のそばに貼る) + 
 【環境】=ポケットの中身を入れたくなるような入れ物を置く
とか。入れ物の中に可愛いぬいぐるみも置いておくと訴求感が高まるかも! 

色々な困ったに当てはまりそうだし、小技を想像するもの楽しく、わくわくします。
みなさんも、やってみませんか?
では、この辺りで 安村さんにバトンタッチします。

東京都/平沢恭子  





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