ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

成長していた次男


こんにちは。埼玉県在住の島葉子です。
今回のふくちゃんのお話、もしかして私のこと?と思うような内容でした。私も子どもの行動にいちいちけちをつけていたなぁ〜。その度に、娘のきついけど後で考えるとその通りと思う一言に、うちのめされたことを思い出しました。

さて、今日はただいま浪人中の次男の話です。
今年の3月に次男から浪人したいと言われたとき、私の中から湧き出てくる考えは後ろ向きな考えばかりでした。
大学生になれば大学生活を楽しめるのに…とか、そんなに第一志望にこだわるならば、高3のときにもっと勉強すればよかったのに…とか、1年間受験勉強をしても第一志望に合格できるかどうかわからないのに…などという自分の考えにとらわれてしまい、次男の話など耳に入りませんでした。

そして、私たち夫婦が浪人することを了承してから、次男は通う予備校を自分で決め、浪人生活をスタートしました。
時間管理された高校生活とは違う生活に、初めの頃は戸惑いもあったようでした。ですが、次第にその生活にも慣れてきた次男は、予備校に通いながら、ストレス解消のためなのか、夏は高校野球をテレビ観戦し、秋はサッカーやラグビーの試合をテレビ観戦していました。
「そんなにテレビばかり観ていていいの?去年と同じじゃ困る。もっと勉強した方がいいのに…」という言葉を飲み込んでいました。

受験勉強するのは次男の問題だとはわかっていても、姉や兄と比べてしまい同じように行動することを望むモヤモヤした私がいました。私は不満や不足に思う、次男の行動ばかりに目を向けていたのです。
そんなとき、電話での応答や郵便の受け取りなどの留守番したときの次男の気遣いや物を大切にする行動を見かけ、ひょっとして、私は次男自身をよく見ていなかったかもしれないことに気づきました。
それからは、私が嬉しい!や喜びを感じる次男の行動に、「あなたがいてくれると助かるよ」「こういう気遣いをしてくれて、お母さんは嬉しいよ」
などの言葉をはっきりと伝えるようにしました。

冬になり、次男と志望校について話し合ったときのことでした。
「あなたはどう考えているの?」と問うと、次男は自分の考えを話し始めました。私は、ただ「そう」「それで」「それから」「どうなったらいいと思う?」と言葉をはさむだけでした。
そういえば、姉と兄は現役で大学生になりましたが、第一志望の大学に進学していなかったことを思い出しました。
「姉や兄とは違って、第一志望を目指して一年間受験勉強しようと思ったのは根性あるね」と言ったら、「そういえばそうだね」と、ちょっと嬉しそうに笑っていました。
「お母さんにできることがあったら、いつでも言ってね」という言葉を伝えて、話し合いを終えました。

次男の考えが聞けて良かった。
私が応援していることを伝えることができて良かった。そして、あるがままの次男を見つけることができて良かった。
親の考え通りの行動をしていなくても、自分で決めたことに向かって着実に進んでいた次男を頼もしく感じた冬の夜でした。

それでは、バトンを、東京の佐藤さんに渡します。
息子さんとどのようなクリスマスを過ごすのでしょうか。どんなお話をしてくださるのか、とても楽しみです。

埼玉県/島葉子 





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