ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

びっくりポン


奈良の南村です。
藤野さん、「いるだけでありがとう」、この言葉を心の中でそっと呟くだけでなんだか気持ちが穏やかになる気がしています。素敵なお話をありがとうございます。

さて、私からは何気ない子どもの言動にドキッとさせられ、あらためて日常生活を振り返った経験のお話しです。

先日、知人のお土産で缶入りのドロップスをいただきました。それは、懐かしのサクマドロップスと同じ形状の四角い缶で、上部の丸い小さな栓状の蓋をグイッと押し込んだりパコンと外したりして、缶を傾けて中の飴をカラカラ〜ッと取り出すタイプでした。
翌日帰宅すると、わが家の娘が早速ドロップを食べている気配。
「ママ、この飴桃の味がしてムッチャ美味しい! けど、その缶開けるのメッチャむずかった(難しかった)わ〜<ナメナメ>」
ふと見ると、ドロップス缶の脇に缶切りが横たわっています。私はてっきり刃の薄い部分を使って蓋をこじ開けたのか、、、と思いつつ、視線を移してビックリ! 押し込める丸い蓋の内側が缶切りで綺麗に刳り貫かれているではありませんか。
そっか〜、最近の菓子缶って蓋全体を被せるタイプが多いし、飴玉も缶ではなく袋パッケージが通常で、いわゆる≪てこの原理≫を使う缶の蓋に巡り合ったことがなかったのですね〜、今どきの子どもは・・・

そういえば、2年前の冬休み娘からのひと言でドキッとさせられたことを思い出しました。
「ねえママ、おせち料理って家で作るものなん? なっちゃん(自分)は、注文するものやと思ってた・・・」
ひ、ひぇ〜〜〜!!!

そう、私の母は専業主婦で年末となれば大掃除とおせち作りは家庭の一大行事でした。丁度私に子どもが生まれた頃から母は体調を崩し、寄る年波にも勝てなかったのか、おせち料理の一部を少しずつ出来合いのものに差し替えていきました。
義母は長らく仕事をしてきた人で、私が嫁いだ頃から既におせちは注文派でした。
私自身も、長年大晦日まで仕事をしていたこともあり、お恥ずかしい話、正月はお雑煮と数の子以外のおせち料理らしいものを作ってはいませんでした。娘が≪おせちは注文するもの≫と思っていたのも無理のない話でした。

その年、私は娘とごまめ、お芋のきんとん等、短時間で私たちにでもできそうなおせち料理に初めてトライしました。
そういえば、ここ数年節分やひな祭り、七夕といった季節ごとのイベントも、ほぼ学校行事に任せきりでした。娘の何気ないひと言が私たちのそんな暮らしをちょっぴり見直すきっかけになりました。

とはいえ、急にまめまめしいお母さんになれるはずもない私。雛人形は3月1日の夜中に引っぱり出して慌てて飾りつけ、無事押入れへと戻るのはGWも間近・・というレベルですが、なんとなく日本の季節を感じられる暮らしをしてゆきたいなと考えております。
では、京都の秋田さん、バトンをよろしくお願いします。

奈良県/南村友子 





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