ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

ため息のすすめ


おはようございます。
神奈川県在住・米澤です。
新学期、新年度が始まりましたね!
三谷さんも倉敷で、進級した子どもたちを笑顔で教室に迎え入れているのでしょうね。

我が子も今日から進級です。春休みはかなりぐうたらな毎日を過ごしていましたから、ちゃんと学校モードに戻れるのか心配でしたが、とりあえず今日は”それなりの時間”に起きてきて、「いってきまーす!」と元気に学校に向かいました。
「いってらっしゃい!」と送り出して玄関ドアを閉めたら、安堵のため息がホ〜ッ。おっ!ため息が出た!とうれしくなりました。

というのも。
あるとき、あまりの肩こりに整体院を訪れたところ、そこの先生に、
「最近、ため息をついていますか?」と尋ねられたことがあったからです。
実は私はずっと、ため息をネガティブなものとして捉えていました。物事がうまく進まない時に漏らすものと、いつしか思い込んでいたのです。
ですからこのときも思わず、「ため息ですか?! 」と聞き返したのですが、
先生はこともなげに、「そうです。ため息。最近、ついていますか?」

そこで改めて思い返してみたものの、覚えがありません。先生の意図がつかめないまま、「ついて・・・いない・・・と思い・・ます」と答えたところ、
「ため息はいいですよ〜。余計な力がお腹の底から抜けていきます。肩こりにも効きます。もっとため息ついてみてください。
”深呼吸してください”というと、まず力いっぱい息を吸おうとする人がいます。ですから私は、”ため息をついてください”と言うようにしています」。

なるほど!
私も深呼吸してと言われたら、まず思い切り息を吸っていました。でも、ため息をついてくださいと言われたので、息を長々と漏らしました。
たしかに、力が抜けていきます。それも緩やかに。しかも次に息を吸ったとき、新鮮な空気が静かに行き渡っていくのが感じられます。身体の隅々、脳みそにまで。それがなんとも気持ちいいのです。

以来、ちょくちょく意識して、ため息をついてきました。
「おいおい、どうする?」となったとき、子どもにイライラをぶつけそうなとき、下手の横好きのテニスで相手がスマッシュを打とうとするとき等々。
すると、いい具合に力みが消えて、気持ちにもちょっぴり余裕が生まれます。

今朝のため息は、自然と出てきました。だから、うれしかった。
でも、あれ? ため息が出るということは、どこかに力みがあったということですよね。
ということは私、知らず知らずのうちに、ぐうたら過ごす子どもを学校モードに戻れるようにしなくちゃと、力が入っていたのかな。
子どもはまるでへっちゃらな様子だったのに。

ため息の効用をまたひとつ発見。
ため息、おすすめです。

神奈川県/米澤佐知子 






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