ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

私はチアリーダー?


こんにちは。埼玉の島葉子です。こちらでは、夜には虫の音が、眠りを誘うゆらぎの
音楽のように聞こえています。
福田さんのお話を読んで、私は子どものことを認めているのかな、気持ちを受け止め
ているのかなと、今までの自分の行動を振り返り、子どもとの会話や反応を思い返し
てみました。

さて、子ども達の秋の学校行事の中で、私にとって思い出深いのは、幼稚園や小学校
の運動会や中学高校の体育祭です。私 は、運動会や体育祭を観戦するのが大好きで、
毎年年度初めに配布される学校行事予定表で、体育祭の日程を真っ先に確認するほど
です。

現在高校3年生の次男が通っている高校の体育祭は、9月に行われます。
次男は2年前に卒業した長男と同じ高校に通っているので、私がこの高校の体育祭を
観戦するのは、今年で5年目になります。

なぜ、私が体育祭を観戦するのが好きかというと、我が子を含めて生徒達が、日頃の
表情と比べて、どの競技にも真剣に取り組んでいて、勝てば思いきり喜び、負けると
悔しそうにしている、その自分の感情を素直に表現している様子を見ていると、「頑
張って」とチアリーダーのように応援したくなるからです。
特に、騎馬戦や棒倒しやリレーなど の迫力ある男子の競技では、大声を出して声援し
てしまいます。選手が時にはつまづくことも転ぶこともありますが、それでも立ち上
がり競技を続ける選手に、私と同じように声援し拍手を送っている親達がいます。
皆笑顔で温かい眼差しをその選手に向けています。

ところで、私が考えているチアリーダーとは、「誰かを信頼し、黙って見守り、時に
は励まし応援し、笑顔にする人のこと、そして、そういう人になるように、努力をし
続ける人のこと」です。そして、誰かが勇気を出して一歩を踏み出そうとしている時
には、背中をそっと押してあげられる人に、私はなりたいと思います。

そう思って、チアリーダーとして、日常生活を過ごそうと意識していても、イライラ
するこ ともあり、なかなかうまくいかないものです。
この体育祭を終えると、次男は、大学受験という、息子にとっての人生で大切な選択
の時期に突入します。高校3年生の夏休みを、だらだら過ごしている息子を横目で見な
がら、いつやる気スイッチが入るのか黙って見守ろうと自分に言い聞かせながらも、
私の息子を見る視線はとげとげしい。言葉で言わなくても、母の目は「そんなにのん
りしていていいの!」と語り、それが次男に伝わってしまいます。

このように自分の思いとは裏腹に、日常生活でのチアリーダーへの道のりはまだまだ遠
いようなので、そういう自分を変えたくて、今の私に出来ることはないかと考えて、ま
ずは行動を変えてみようと思いました。ちょっとしたこと ですが、口角を上げて笑顔を
作る練習をすることにしました。不思議なことに、口角を上げることを意識すると、目
もとも柔らかくなり、気持ちも徐々に穏やかになっていきました。
新学期になり、応援している母の思いが通じたのか、「これはまずい」と思ったのか、
次男の顔つきが変わり、受験に真剣に取り組む姿勢が見えてきたので、母としては、今
は安心して見守ることができます。

もうすぐ、次男の高校生活最後の体育祭です。これまで、私が運動会や体育祭を観戦し
た回数は、長女が幼稚園に通っていた頃からで、三人の子どもを合わせると、20回以上
になります。
それも今年で最後です。今年、息子はどんな表情を見せてくれるのか、どんな活躍をし
てくれる のか、今からとても楽しみです。精一杯応援してこようと思います。

それでは、次の走者の東京の佐藤さんへ、バトンをお渡ししますね。

埼玉県/島葉子 





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