ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

自立の階段


こんにちは。埼玉県の島葉子です。
梅雨に入り、紫陽花や木々が、雨に濡れながらも、その輝きを増しているように見えます。
ふくちゃんは、50歳の節目を迎えたのですね。おめでとうございます。ふくちゃんが言うように、親であることに、自信と誇りを持って子育てする、私もその一人になろうと自分らしい子育てを模索中です。

さて、私は、ハートフルコミュニケーションを学ぶ前、自立とはどういうことなのか、自立の言葉の意味をわかっていませんでした。初めて「子どもの心のコーチング」の中に書いてある、自立の意味を読んだ時、はっとしました。
そこには、「自立とは、人をあてにしなくても自分の力で生きられることと、自分ではできないときに素直に人に援助を求める能力を意味する」と書いてありました。
人をあてにしなくても自分の力で生きられること、それはわかっていました。ですが、自分ではできないときに素直に「助けて」「お願い」「手伝って」って言ってもいいことを知り、自立するって一人で無理して頑張らなくてもいいんだとわかり、肩の力が抜けたのを覚えています。

それまで、私は、子育てで、夫に「手伝って」とお願いすることが苦手でした。子どもが幼いときは特にお願いすることが出来ずに、一人で何でもやって頑張っていたように思います。
そんなとき、私を手伝ってくれたのが、いつも一緒にいた長女でした。長女が5歳の時には、3歳1歳の二人の弟がいました。公園に行った時には、弟と一緒に滑り台を滑ったり、ブランコを揺らしたり、弟を気遣いながら、遊んでくれました。私が夕食を作っていた時には、弟をあやしたり、抱っこしたりしながら、機嫌良く過ごせるように、世話をしてくれました。最近長女からこっそり聞いた話では、次男のふっくらしたほっぺをつつくのが楽しくて、つつき過ぎて泣かしたこともあったようですが…。
今では成長した弟たちにとっては、長女はもう一人のお母さんのようでもあり、女ボスのようでもあり、少し煙たい存在だったかもしれません。

この6月から、私にとっては頼りになる長女は、就職のため、家を出て、一人暮らしを始めました。就職先は、家から通えない距離ではありませんが、通勤時間90分以内では通えないという場所です。長女が住む賃貸物件を決める時には、見学したり、不動産会社とやり取りをしたり、その都度決断することがありました。そばでその様子を見ていると、様々な経験をしていくうちにたくましくなっていく娘の姿が嬉しくもあり、寂しくもありで、母としては、複雑な思いでした。

子どもの年齢が上がるにつれて、日々の成長に一喜一憂することはなくなりました。ですが、大学卒業や就職など大きな節目は、子どもがどのように考えているのか、どう感じているのかを知る機会となりました。自立の階段を一歩一歩ゆっくり踏みしめて上がっていくのか、一段飛びでジャンプしていくのか、どのように自立の道を歩んでいくのかはわかりませんが、しっかりと歩んでいく姿を見守っていきたいと思います。

それでは、東京の佐藤さん、バトンを渡しますね。

埼玉県/島葉子 






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