ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

エニアグラムで見る親子関係


東京の加藤くりです。照子さん、バトン受けとりました!
「極度に引き締めると、その反動現象が起こるんだな〜と、身に染みてわかった」との事、まるで母と私の関係を言われてるかの様でニヤニヤしながら拝読しました。

母は私から見ると、かなり厳格な「引き締め屋」でした。
例えば小学生になって近所の同級生たちが自転車を乗り回していても、私は公園内でしか乗る事を許されません。
でありながら、小学校中学年くらいになるとソロバン塾へ強制的に通わされますが、それが何と自転車通塾だったのです!
1年生くらいから乗り回してる友人たちがスイスイ走るのを必死で追う私はハンドル操作がうまくいかず、道端の植え込みに突っ込んでしまった事を鮮明に覚えています。

母は慎重派で、自分の言うことが絶対だと確信している風でした。
一方私は「閃いたら即行動!」派です。子ども時代の私は母を、どっしりと前に立ちふさがる分厚い壁みたいに感じていました。

そんな私が大きくなるとどうなったか!?
母に邪魔されない為の戦略を練り、やりたい事は徹底して隠す様になりました!!

社会人になって2〜3年目くらいに、二輪中型免許を取るため教習所へ通った時も「テニススクールに行ってくる!」と言って、使いもしないテニスラケットを肩にかけ出かけてました。
ある日警察署から「二輪免許取得された皆さんへ」なるハガキが届いてしまい、母仰天!
次は極秘で上野のバイク横丁へ中古バイクを買いに行き、上野から立川の自宅まで乗って帰り母ビックリ!
次に毎日、1人用テントや1人用シュラフ(寝袋)やガスバーナーや鍋といったキャンプ用品を買って帰っては自室に隠しました。ある朝突然バイクに荷造りし始め、気づいた母吠える!「ちょっと、何考えてるの!?」「ソロツーリングに行ってくる♪」
更に失業後は、バイク便ライダーに転職し突然バイク便の大きな荷台をくくりつけたバイクで帰宅して母絶句!

あの、同級生たちに自転車でついて行けなかった小学生の女の子が、いつの間にやらむくつけき男性陣に混ざってバイク便ライダーになっちゃいました。
子ども時代に強く抑圧を感じていた、反動現象でしょうか?

ハートフルコミュニケーションで気質学・人間学・現代心理学の「エニアグラム」に出会ったとき、テキストの「タイプ7」(楽しい事を見つけ熱中する人)を読んで驚きました!
正に、私の事が書いてある!!って。
だから皆さん、ご安心下さい。
いくら引き締めて育てたからといってお子さんが「タイプ7」でなければ、私の様な反動現象は起こさないでしょう。
また、同じ「タイプ7」であってもバリエーションが違えば行動パターンも少しずつ違いますから、やはり私の様にはならないでしょう。

因みに、厳格で頑固で自分にも他人にも厳しく高い水準を求める母は、エニアグラム「タイプ1」(正しくあれと裁く人)ではないかな?と思っております。
一見、水と油の様に見える「タイプ1」と「タイプ7」の組合せ。さぞや母は戸惑いの多い子育てを放り出す事なくやり遂げてくれたのだな、と今では思います。

ハートフルコミュニケーションに出会って、エニアグラムを学べたお陰で「強烈な壁」みたいに思っていた母のことを理解できるようになり、感謝もできるようになって、収穫は多かったな〜と感じています。

さて、お次ははせなかりえさんにバトンをつなぎます♪

東京都/加藤くり 




* エニアグラムのプログラムは
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2016年02月01日(月) No.233 (日記)

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