ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

親の直感、息子を動かす?


寒い毎日ですね。もう2週間近く風邪と格闘している明石のはせなかりえです。
くりさん、エ二アグラムって本当に興味深いです。「タイプ7」(楽しい事を見つけ熱中する人)
わ、わたしもタイプ7かもしれません〜と思いつつ読ませて頂きました。

さて、今回は、母の直感について書いてみたいと思います。

私にとっては、いつまでたっても心配の絶えない2人の息子。
今だに2人の行動に一喜一憂してしまい、おろおろする不甲斐ない小心母です。
と、いいつつ、楽しいことを見つけると、そっちに猛ダッシュする都合良し母です。
きっと、息子達は「はぁ? ほんまに心配してんのか?」という感じでしょうが・・・。

そして私は直感に正直な母でもあります。
子どもに対しての母の直感は、正しいのではないかと信じています。

長男が大学を中退し、どこに進んでいいのか分からなくなっていた時、
私も彼がどんな道にご縁があるんだろうかと日々、周りから聞こえてくる情報に耳や小さな目を最大限大きくしていました。
そんなある日、車のラジオから若者支援事業参加募集という言葉が流れてきました。
アーティストをめざしている若者達が半農半芸で食べていけるように
1年間、島で農業をし働きながら芸術や農業などについても学べるという内容でした。

「こ、これ! 長男にいいんちゃうか」とピンッ!ときた気がした私は早速メモし、向かっていた実家について、何気なく新聞を開くと、ああ、さっきラジオで聞いた若者支援の記事が掲載されている!「もう、これしかない!!」と長男にその新聞を突きつけたのです。

よく考えると、長男はギターが好きでバンドをやっていたもののそれで食べていく気があったかどうかは定かではありません。
直感的に私がこれだ!と思ったのです。

長男も私の気迫に負けたのか、その事業の説明会にいくと言いました。が、お尻の重い長男のこと
「こいつは、1人では行かんな」と思い、一緒に説明会に行きました。そして彼は、1年間その企業にお世話になることを決めたのです。

対応して下さった事務員の女の方は、いい歳の息子に母親がついて来たことに驚かれたかと思います。
今も思い出すと恥ずかしくて顔が赤くなりますが私も必死だったのです。

でも、一番嫌がるだろうなと思っていた長男が意外にも一緒に付いてきたことに対しては、今も少しの驚きがあります。もしかしたら、彼も当時の自分の状況から抜け出したかったのかも知れません。まだまだ、若くて迷う年頃です。

そして、彼が島に渡った1年間 。
まずは、すぐにベットマットを持って行くという名目で長男が住む場所を偵察。(中に入る勇気はなく。ちらっとだけ顔を見る)
彼から今の同居人や部屋の様子など、言葉少ない報告を受け、彼の楽しそうな様子や明るい表情を見てホッとする私。それからもなんやかんやと用事を見つけては、島に渡ってみたり、意味のないメールを送ってみたりとなんと、うっとおしい母であることか。

そして、1年の島生活を終えた彼は、結局農業とは無縁の仕事を自ら見つけ、日々忙しい生活を送っています。
島にいるときに写真に興味を持った息子は(ギターではない)、働いたお金で買ったカメラで、時々、島から巣立ったアーティストの活動を撮らせていただいているようです。
島での生活は、良い経験だったにちがいありません。そこで出会った友人達を大切にしていることからも、母はそう思うのです。
自分自身で考え、行動している息子を見ると、母の直感で子どもの背中を押すことは悪くなかったなぁと思います。

昨年、彼は、実家を出て一人暮らしをはじめました。
そんな息子を見て、きっと彼は、上手くいく!とピンッと来ている私です。
(あ、私は長男の家にはまだ、出没していません )

これからも、2人の息子がいくつになっても母の直感が働けば何時でも飛んで行くつもりでいます。息子にとっては、大変迷惑な話ですね。笑

では、バトンを千葉のふくちゃんにお繋ぎします。

兵庫県/はせなかりえ 






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