見方が変わってHappyに!
こんにちは、千葉県市川市在住のふくちゃんです。
りえさんの「親の直感」は子どもによって育てられていくものだな〜と思いました。
私も子どもがいたからこそ育てられたものってたくさんあると感じています。
長女はこのブログが配信されるころ、ちょうど20歳の誕生日を迎えます。
迷いながらも自分の未来に希望を持って、親の元から飛び出そうとする娘を見て、
子どもを育てている間にハートフルコミュニケーションに出会えて、
本当に良かったなと思います。
というのも、ハートフルと出会いは、私の視野を大きく広げ、
子どもたちの良いところを見る目を育ててくれたからです。
それまで、私は長女の行動に対して、
どうにも受け入れられない部分がありました。
それは「コツコツやらずに、いいとこどりをするところ」。
例えば、家族で、お誕生日会の飾りつけしていた時、
ここにはお花を飾って、リングをつくろうよ!とアイディアをたくさん出してくれます。
お花は20個作ろうよ!というので、皆でお花紙を折って開いて作っていくのですが
1〜2個で飽きてしまい、私と妹だけが最後まで作る事に。
出来上がったお花を使って飾りつけをすると
「ほ〜〜ら私の言った通り素晴らしくできたわ!」と
まるで全部自分の手柄のように言うのです。
また別の日、夕飯の支度の時、
ハンバーグをこねて形にするまではすべて妹が作り、焼きあがったころにやってきた長女。
焼いた時に出た肉汁を使ってソースだけを作り盛り付けました。
娘たちが作ってくれた夕食を「おいしい!」と喜ぶパパに対して、
美味しいのは自分の作ったソースのおかげだと自慢する長女。
その態度についカチンと来て、
「全部自分がやったように手柄を独り占めするもんじゃないよ!!」
と思わず諭してしまう私がいました。
こんなやり取りが何度もあり、このままでは、この子はコツコツやることも学ばず、人を踏み台にして成功を勝ち取るズルい子になってしまうのではないか?という怖れと、
何とか矯正しなくては、という思いが募っていました。
ですから、周りの人から、
娘さんのどこがいけないの?
得意なことでお手伝いしてくれるんだからいいじゃない?
アイディアが素晴らしいじゃない?
自己主張出来ていいじゃない?
そんな風に長女の良さを言われても、
どうしても、それをよしとすることができませんでした。
どうすれば娘のいいところを認めることができるのだろう?
考えてもなかなか答えは出ません。
とはいっても、娘に対してイラッとするのは嫌だったので、
取りあえず「コツコツ」やらないことには目をつぶり、
娘が自分から喜んでやろうとしているところだけは認めることにして、
逆に好きなことを積極的に任せてみることにしました。
例えば、サラダの盛り付けだけ、とかケーキのデコレーションだけとか。
そうやって任せて観察してみると、2つの発見がありました。
一つは、別に「いいとこどり」をしようと思っているわけではないこと。
どうやら、娘はフィニッシュを最高に演出すること、
これでどうだ!とみんなに見せて驚かせたり、喜ばせたりするのが好きなことがわかったのです。
もう一つは、好きなことなら、コツコツやることもできるんだということ。
特にケーキのデコレーションでは、クリームを泡立てること、丁寧に塗ることはかなり根気のいる事でした。きれいに塗るにはどうしたらいいか?何度も失敗を重ねながらもうまくいくやり方を編み出していきました。それもとても楽しそうに!
そんな娘の姿を通して、「コツコツやらずに、いいとこどりをする」というのは、私の偏った見方だったことがわかりました。
だいぶ時間はかかりましたが、それに気付けたのも、
いいところを見る目を持つことや、任せて見守ること、そして観察する、ということを日常の中でちょっとづつ取り入れていったからだと思います。
親になって20年、今でも子どもの言動にムッとしたり、心配することもまだまだあります。
ですが、子どものいいところを見る目を持つことができたおかげで、親の心配や期待を負わせるのではなく、子どもたちが自分たちの輝けるところで自分の力を精いっぱい発揮してくれたらそれが一番いい!心からそう思えるようになりました。
次は埼玉の島さんにバトンを渡します。
千葉県/福田潔子
2016年02月15日(月)
No.235
(日記)