ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

相談される喜び


皆さん、こんにちは。埼玉県在住の島葉子です。暖かくなったり寒くなったりと、季節が行きつ戻りつしながら、春に近づいているのを感じる今日この頃です。

ふくちゃんが、娘さんたちを温かい目で見守っている姿を想像すると、こちらまでほんわかとした気持ちになります。
娘さんたちも、見守ってもらうことで、元気や勇気をもらっているのでしょうね。

さて、今日は、卒業後の進む道を決めた長男のことを書きたいと思います。
長男は、今春から大学四年生になります。この時期、理系男子として、大学院進学か就活かのどちらに決めるのか、私はその様子を見守っていたところ、昨年末には就活すると決めて、親の私たちにも就活宣言をしていました。
ですが、先日、長男から、大学院進学か就活かで迷っていると、相談を受けました。
『珍しいなぁ。いつもは、何かあっても、親には相談しないで、決めた結果を伝えることが多いのに…』と思いながら、話を聞きました。長男としては、大学院進学と就活の気持ちの割合は6対4で、今は大学院進学の方が少し上回っていて、就活を決めたときは就活が6だったようでした。
要するに、どっちつかずの状態だったようです。

「今は大学院進学が6になったのは、何があったの?」と、尋ねると、四年生で入る研究室の教授から課題を与えられて、その研究内容をプレゼンしたときに、楽しい気持ちを味わったとの返事でした。
私「そう。楽しかったんだ〜。これから研究室でどんなことをするの?お母さんに教えてほしいな」
長男「口ではうまく説明できないから、この資料を見ながら、説明するよ」
難しい研究内容を私に理解できるように、簡単な言葉を選びながら、懸命に説明する姿を見て、『彼はもう決めているのだなぁ』と思いました。
さらに、自分のやりたい方向の研究室に入ることができたこと、研究テーマごとのチームがあり希望のチームに入れそうなことを話してくれました。最後に、「もうしばらく親のすねをかじることになるけれど、いいかな?アルバイトをするから、援助をお願いします」と、頭を下げました。

思い返せば、中学生のときに学校に行かなくなった長男でした。親の思い通りの息子に育てようとしていた私に、思春期の、言葉は少ないけれども静かな 、そして大きな反抗でした。
長男が2年後に復学してから、私は親の考えは脇に置いて、長男の考えを尊重すると決めていました。高校進学のときも大学進学のときも、長男が決めたことに賛成し、そのときの長男の考えや思いをあまり聴きませんでした。それは、私が長男を信頼していたからでした。

ですが、今回のように、将来の大事な選択だからこそ、長男の思いや考えを聴けたことは、私にとってはとても嬉しいことでした。長男の様子を見守りながらも、こう思っているのだろうか、こう考えているのかもしれないと想像することが多かったからです。
今後は、親から「このことについてあなたの考えを聴きたいんだけど、聴かせてくれる?」と長男の意向を尋ねてから、長男の話を聴くようにしたいと思いました。子どもが迷ったときに、相談したい話を聴いてもらいたいと思ってもらえるような、頼りになる親でありたいと願います。

それでは、次回は東京の佐藤さんです。どんなお話を聞かせてくれるのか、楽しみです。

埼玉県/島葉子 







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