ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

双子あるある喧嘩


千葉の中溝です。
新型コロナウイルスが蔓延する中、医療をはじめ保健所や保育の現場ほか、ライフラインを守るため、感染リスクを顧みず最前線で尽力されているみなさま。この場を借りて深く感謝したいと思います。毎日、お疲れのことと思います。本当にありがとうございます。

いいなあ、大下家。お昼にお邪魔したいです。こちらも休校して2ヶ月過ぎました。
本来ならば新学年(6年生)が始まっているのに。学習の遅れだけでなく、最後の春の運動会や秋の修学旅行はどうなるのかと、親も子どもも不安は募るばかりです。
在宅勤務の私と長い春休み気分の抜けない双子。あるときは鬼軍曹vsフタゴザウルス。またあるときは、フタゴザウルス同士、毎日死闘を繰り広げております。
双子で一番困るのは、どちらも引かないこと。「お姉さんなんだから譲りなさい」は使えません。やられたらとことんやり返す(驚)。ケガをしたら一大事。今、救急で病院に行くのは大迷惑だからやめなさい!と執拗に追いかける子を羽交い絞めにし、寝技に持ち込こと30分。ようやく沈静化するといった具合です。

この激しい双子喧嘩、原因は「何でも平等でなければ気が済まない」ことにあります。
例えば、お手伝いをするとき、どちらが何をやるかで揉めます。「洗濯物をたたむ」、「お風呂掃除」など、それぞれの所要時間を計算し、洗濯物の量が少なければ、他にも何かするべきと主張します。平等に労力を使わないと、「ズルい」のです。学童から帰宅して玄関の鍵を開けることでさえ(1分もかかる?)、喧嘩になります。夕食のときも、同じ数ずつお皿を運ぶルールがあって、私のお箸を1本ずつ分けて運ぶほどです(呆)。
しかも最近は思春期に入り、二人とも面倒くさがる。夕食のときにM子が冷蔵庫からお茶を出してきて、自分のコップにだけお茶を入れて戻そうとしました。すると、Y子が、何で戻すの(怒)テーブルにはY子のコップも並んで置いてあったのに。こうなると、翌日以降、逆の立場で同じ場面に遭遇したとき仕返しをします。そして、この一触即発の中、偶然に手が当たっただけなのに、ぶった!同じようにぶたせろ!と激化していくのです。

この平等思想、不自由なく愛情を注ぎたい私が植え付けてしまったのだと思います。
赤ちゃんの頃は色違いでも大丈夫だったのですが、物心ついてからはおもちゃも洋服も何でも同じものを2つずつ買い与えていました。隣の芝生は青く見えるというか、相手の選んだものが良くみえるのです。育休が明け、日々の生活に手いっぱいで、喧嘩の種を少しでも減らしたかった・・・どうか母を許しておくれ。
しかし、それでも喧嘩が絶えない。小学校に上がってからは洋服や靴下で大ゲンカ。同じものを2つずつ買ってあるのになぜ? 気に入ると同じ洋服(靴下まで)を連続で着てしまうのです。Y子が2日連続で着て、洗濯して乾いた3日目も着てしまうとM子は永遠に着られません。次は私の番!脱げ!と、登校間際に着替えさせたこともあります。名前を書いたらどう?と提案しましたが面倒くさいと聞き入れず、このときは、早く起きて着替えた方が好きなものを選ぶというルールに落ち着きました。(Y子が、M子よりも早く起きて朝食前に着替える努力をしていたと主張したため、早く起きた方がエライということになりました。)

そして、今もユーチューブで見たいものが一致しないと喧嘩。力が強くなった今の「やられたらやり返す」は非常に危険です。寝技に持ち込みながら、「あなた達はどちらもママの宝物だからケガしたら困る。あなた達はお腹の中にいたとき、仲良しだったから二人とも産まれてきたのよ!!」と同じ話を何度も繰り返しています。うちの双子は一卵生。一つの胎盤から栄養を分け合う必要があり、もし成長に偏りがあれば一人は消滅する危機がありました。双子よ、どうかお腹の中にいた頃を思い出してくれ。そして、あのときのように自分達で納得のいくルールをまた考えるのだ。

小学校を終了すると、生涯、親子で一緒にいられる時間の半分が終わってしまうのだそうです。小学校卒業まであと一年。こんなに長い期間、在宅勤務ができるのも今だけです。今までの当たり前だった日常に感謝するとともに、大変なときだけど、この貴重な時間を楽しく過ごしたいと思います。
それでは、本藤さんにタスキをお渡しします。

千葉県/中溝浩子 





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