私は私でいい
はじめまして。
今回よりリレーブログに参加します、東京在住のやまだゆかです。
11歳(小6)と5歳(年長)の2人の息子がおり、私自身もまさに子育て奮闘中の身です!
どうぞよろしくお願いします。
本藤さんの「パーソナルディスタンス」大切ですよね。私も子ども達との時間をどう過ごすか、長期戦となればなるほど、ほどよい距離間を保たないと思わず感情が爆発してしまいます。
お互いが心地よく過ごせる工夫を改めて考えたいと思いました。
さて私は、初回ですのでハートフルコミュニケーションとの出会いについて書きたいと思います。
私が ハートフルコーチ養成講座を受講したのは、2013年の9月期でした。
当時、長男は5歳(年中)、私は公務員として児童館という子どもの遊び場で指導員をしていました。
職務上、年に何度か内部研修が行われます。
その研修の一つに菅原さんが講師として来てくださったことが、ハートフルコミュニケーションを知るきっかけでした。元々コーチングに興味を持っていたので、親が子どものコーチになるという視点でのお話がとても新鮮だったのを覚えています。その後、著書である『子どもの心のコーチング』(PHP文庫)も読み考え方に共感して、私もハートフルコーチになりたい!なろう!と養成講座で学ぶことを決めたのです。
その頃の私は、子育て支援に関わる仕事をしながらも、自分の子育てには自信を失いかけていました。息子の小学校入学も近づき、親としての在り方に不安や迷いも生じてきた時期でもありました。それなのに具体的に何が不安で迷いで恐れであるのか、一体どうしたいのか、自分自身と上手く向き合えていませんでした。子どもの成長と共に思うようにいかなくなってきた子育てに、ただただ焦っているだけでした。
親の考え通りに子どもは育つ。そんなふうにも思っていたのかも知れません。実際に3歳頃までは、すべてが許容範囲でした。何をしても可愛いし許せる。それが許容範囲を超えてきた途端、息子の言動が理解しづらくなりました。
なぜ、伝わらないの?
なぜ、言うことをきかないの?
私の子育てが間違っているの?
あれっ、私イライラしている。
今ならば、そりゃ当然だよね。親と子どもは別人格だし、特に男の子なんて、何を考えてるかわかりゃしない。親の思い通りになんてなるわけない・・と笑い飛ばせます。でも当時は、良き母親、理想とする母親像から外れていく自分が許せなかったのかもしれません。
そのため、いざ養成講座に通い始めても、自分の思いを自己開示をしていくことが辛く、感情が言葉にさえならずに涙が溢れ出ることも多くありました。
それが半年、一年とかけてハートフルコミュニケーションを学ぶうちに、本当はこう思っていたんだ・・こうしたかったんだ、と気持ちが整理されていきました。同時に子どもの頃の思いや、母親との関係など、私の中で消化しきれずにいたことが、自分を苦しめていたことにも気づきました。
そして、さらに自分と向き合うなかで、自分の子育てを他人と比べる必要もないし、振り回されなくてもいい。たとえ不完全でも、「私は私でいい」。子どもの良き理解者として、成長に寄り添える親でありたい。そう思えるようにもなりました。
子どもにも、それぞれ成長のペースがあり個性もあります。私は私でいい。そして、我が子は我が子でいい。そう思うと、子育てへの焦りや不安も少しずつ緩和されていきました。
親が自分の成長を共に喜んでくれたら、どんなに心強いか。これは私が子どもの頃に感じていた思いです。今なら理解ができますが、私の母はきっと私に対しての心配を手放すことが出来なかったのかもしれません。だから、私は自分がどう思うかよりも母がどう思うかをいつも気にしていました。ありのままを出せない苦しさ、受け止めてもらえない寂しさもありました。なので、私は息子と親子関係をより良好にしなければと必要以上に強く思っていたのだと思います。
当時5歳だった息子は、今や小学校の最高学年の6年生です。そして養成講座受講中に誕生した次男も6歳になります。ハートフルコミュニケーションで学びを深めるなかで、「子どもの力を信じて見守ること」が子育てにおける一つの軸にもなりました。親としての葛藤も多い日々です。が、今の私は程よく肩の力も抜けています。そして息子達自身が成長する喜びを感じ、キラッと輝いている瞬間を見ると嬉しくなります。次回以降はそのあたりも書いていけたらと思います。
今回はこの辺で、名和さんにタスキをお渡しします!
東京都/やまだゆか
※ ハートフルコミュニケーションには、オンラインで話せる&学べるプログラムも各種あります。詳しくは下記ページをご覧ください。
▶▶▶ オンラインのプログラム
2020年05月04日(月)
No.458
(日記)