ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

ぬくもりを感じるひととき


広島の大下です。
桜井さんの、「長男は、私がいつまでも後悔することなんて望んでいないんだな、と気づくことができました。」という言葉に、ぐっと胸が熱くなりました。

さて、今回は我が家の読み聞かせ事情について書こうと思います。
我が家では、昨年からほぼ毎晩、小学校2年生娘に絵本の読み聞かせを実施中。その日に読む絵本は、家にあるものや図書館で借りてきたものの中から一冊、そのときの気分で、娘や私が選んでいます。

「読み聞かせ」って、不思議なんですよね。
私がバタバタしたりイライラしたりした気分で読み始めても、読んでいるうちに心がだんだん落ち着いてきて、読み終わる頃にはすっかり気持ちがおだやかになります。きっとそれは、絵本の世界に娘と一緒に入って、いろいろな楽しいこと、おもしろいこと、不思議なことを疑似体験しているからかもしれません。
そして読み聞かせをするときは、ベッドの中に娘ともぐりこみ、娘のぬくもりを感じながら読んでいるので、そのことも気持ちをおだやかにしてくれる作用があるのでしょうね。
読み終わって部屋の明かりを消し、暗くなるといつも娘に「だいすきよ。生まれてきてくれてありがとう」と伝えて、ぎゅっと抱きしめます。
すると娘もいつも、「ありがとう。私もママのこと、だーいすき」と言ってくれて、二人でほっこりしながら眠りについています。

そんな感じで、毎晩のように娘に読み聞かせをしていますが、上の三人の息子たちが幼い頃は、仕事の忙しさを言い訳にして、あまり読み聞かせをしていませんでした。
保育士をしていたので、毎日朝・昼・夕方と、保育園の子どもたちには読み聞かせをしていたのに、我が子には全然できていなかった、と、今でも後悔を感じています。
「もし忙しい中でも、ほんの数分、息子たち1人ひとりのぬくもりを感じながら、その子のためだけに絵本を読んであげていたら……。息子たちも母の愛情をしっかり感じられたかもしれないな」と、娘のぬくもりを感じつつ、胸がきゅっとすることがあります。
でも、それはもう仕方のないことなんですよね。後悔しても、上の子どもたちが幼かった頃には戻れません。その後悔も受け入れて自分の一部とし、今の私が今の息子たちに伝えられる方法で、「あなたたちのことが大好きよ。生まれてきてくれてありがとう」と、伝えていきたいと思い
ます。

そんなひそかな思いもあって、娘との読み聞かせの時間はとても大切なひとときです。
これからも、娘のほうから「ママ、もう自分で読むからいいよ」と言われるまでは、寝る前の読み聞かせを続けていきたいと思います。

それでは、千葉の中溝さんにタスキをお渡しします。

広島県/大下倫子 




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