ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

大掃除はしない


大阪の安村です。
平沢さんのトライ&エラーの醍醐味、頷きながら読みました。私も、できているところを意識するようにしてみたいと思います。

師走に入り、そろそろ大掃除の頃ですが、今年から大掃除はしないでおこうと思っています。
というのも、昨年末、張り切り過ぎたのです。重い引出しを抜き出して中を掃除したり、踏み台に乗って換気口の掃除、フィルター交換をしたり、お陰で年明け早々から腰が痛くて動きづらい日が続きました。ひどい時には直立の姿勢が取れない、上を向いて目薬を差すこともままならない状態。
しかたなく、近くの整形外科を受診すると、きっかけは大掃除だけど、原因は長年の姿勢の癖などから起こってくる不具合で、これ以上ひどくしないためにはリハビリで身体づくりをするのがいいと勧められました。

このまま不自由な日々を過ごすのは嫌だし、いくつになっても自分で動ける身体でいたいと思って、リハビリに通い始めたのです。
他にもできることはないか、身体づくりのために自分でできることをしようと思い情報を求めて動画サイトを検索したりもしていました。そんな時に、リハビリで説明されたのと同じことを話している動画を見つけたのです。胡散臭くはなさそうだと思いました。
調べてみると、動画の投稿者は自宅から車で10分程度で行ける整体院の先生でした。

リハビリのメニューは自分でやればできること、でも、整体での施術は自分ではできないことです。リハビリで、脚の前後の筋肉バランスを取るための筋トレ、巻き肩の改善のストレッチ等をする。そして、整体で固まった筋肉などをほぐしてもらうのは、身体をより良い状態にするのに有効かもしれないと思ったのです。
とりあえず、一度受診して、どうするか決めようと思い、予約を入れました。施術後、痛みがましになり、動きやすくなったと感じました。

そこから、リハビリ&施術で数ヶ月。
椅子から立ちあがる、自転車から降りる、寝返りを打つ、日常の動作のあちこちで痛みを感じていたのが少しずつ改善されていきました。といっても、痛みがゼロにはならず。ずっと、痛みと付き合い続けるのかなあとも思っていました。

それでもここで諦めたら悪くなるしかないけれど、頑張れば改善できるはずだと、新しく組んでもらったリハビリのメニューを頑張ろうと思っていた矢先に、整体院の先生から、リハビリを少し休むことを進められたのです。
時に色々と頑張り過ぎて回復が遅くなる患者さんがいるのだけど、安村さんもそのような気がします。なので、1か月リハビリの運動をやめて施術と数種類のストレッチで治し切ってから、リハビリを再開してはどうかと提案されました。

せっかく筋肉もつきはじめ日常生活で感じる痛みも減ってきたのに・・・。
迷いました。筋肉は直ぐにつくものじゃない・・・、施術だけにして逆戻りしたら・・・・。そもそも、整体の先生は治りますよと言って下さったけれど、根本的な不具合が元に戻る訳ではないし・・・。新しいメニューを組んでくれたトレーナーにも悪い気がして、休むことには後ろ向きでした。でも、自信を持って治りますと言って下さる先生の言葉にも強く惹かれていました。

自分だけでは決めきれず、一緒に暮らす家族にどう思うかを聞いてみたのです。
すると、口をそろえてリハビリを休んだら? と言われました。ジムに行き、自宅でも暇を見つけては組んでもらったメニューをやっていたのを見ていて、頑張ってやり過ぎていると思っていたと言われました。

そういえば、ヨガマットを広げ、あれこれやっている私に、「マメやね〜。また、何かやってる」という夫の言葉はやり過ぎだと暗に言っていたのかも・・・・。
私は、メニューをこなせば、こなすほど筋肉がついて回復が早くなるのではないかと期待していたので、頑張ってるでしょ! と、夫の言葉をいい意味に捉えていました。
結果、頑張ろうと思っていたのに、頑張ることを我慢した方がいいと先生からも家族からも言われたのです。
漸く、トレーニングを休む覚悟ができました。

そこからの1か月間、これまでにないくらい自分の身体の声に耳を傾けました。
どんな動きの時にどこにどんな痛みがくるのか、例えば、寝返りを打つ時に左側の臀部に重い痛みがあるとか・・・、できるだけ詳しく、先生に自分の状態を説明しました。それを聞いて、先生がその日の施術に反映してくださっていました。

1か月後、先生から、「回復の具合を100点満点でいうとしたらどのくらい?」と聞かれました。自転車から降りる時も痛くない、寝返りも普通にできる。「95〜97%ぐらいです」と答えました。
運動はまだ我慢した方がいいですか? と伺うと、もう初めていいですよ。あとは、施術も間隔をあけて整えていきましょうと、言われたのが痛めてから8か月。
先生に状況を伝えるために意識し始めたことではありましたが、自分の身体の声を聞くことの大切さを改めて感じました。

治りきっていないのにがむしゃらに頑張っていた時、身体の声を聞けてはいなかった。
大掃除も腰が痛いなあ‥とは思いながら、スッキリさせて掃除を終わらせたい気持ちを優先した結果の腰痛。
リハビリの開始許可をもらってからは、メニューをこなしながらも、鈍い痛みを感じた時は、ストレッチだけにしたりと、自分の身体と対話することを心掛けるようになりました。何かと頑張ることが好きというか、頑張ってしまう私自身に、やり過ぎてない?と問いかけるようになったのです。
そのかいもあってか、日常生活での痛みは、ほぼなくなりました。一年がかりでやっとです。

今年は、頑張り過ぎず、自分の身体の声を聞きながらの掃除にしようと思っています。掃除の時間は、目に見えて成果が表れ、綺麗になると何だか嬉しくなる私のお気に入りの時間でもあります。
でも、無理は禁物。頑張り過ぎないために、かなり前から、気になったところを5分間くらい綺麗にするということを続けてきました。
大したことのない時間のようですが、積み重なると結構効果があります。

思えば、腰に留まらず、つい夜遅くまで起きていたり、何となく身体に負荷をかけていることが結構ありました。
これからは、身体の声を聞くことを意識して、自分の身体とも仲良くやって行こうと思っています。

この辺りで、バトンを岩田さんにつなぎます。

大阪府/安村典子 





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