ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

やっと辿りついた場所


約束


時を経て、数年前の嫌な記憶を笑い話に変えた息子さん。それを見守るチャウさん。親が幸せな姿をみせることの大切さを改めて考えました。カナダから養成講座を受講されていたのですね。学びは自分だけでなく、周りも成長できることをシェアしていただきました。

千葉の小林です。
今回は私の過去とこれからのことを書いてみたいと思います。

先日、息子の20歳を祝う式に参加しました。
まだ息子が小さかったころは、先輩ママたちにあっという間に大人になってしまうよ、いまが一番かわいいよとよく言われました。でも、今を大切に過ごさなきゃと思いながらも、日々慌ただしく過ぎ去ったように思います。けれど、自分がいま周りの人よりも先輩ママになってみて、やはりそれは本当だったと心から思い、私の子育てを振り返ることがよくあります。もっとこうすればよかったなとか、あのときなんであんなことを言ってしまったのだろうとか後悔することのほうが多い気がしますが、今回は「できたこと」に焦点を当て、私のこれからにも生かしていきたいと思います。

小学校1年生の頃、息子が夜にうなさせていることがありました。毎日続くのでなにか学校で嫌な事があるのかなと思い、どうしたのか訊ねてみました。
なかなか重い口は開かずそのうちに泣き出してしまい、話してくれません。「泣いていたらわからないよ」「ママは怒らないよ」と伝えても、そんな言葉は信じないよと言わんばかりに口を閉ざします。私がなにかを言えば言うほど息子の心は塞いでいくように感じました。
2023年01月23日(月) No.603 (日記)

育てにくい子


同じ出来事に対して、どのように響いて何を感じ取り、どう表現するかは本当に人それぞれですね。落合さんが思い切ってご自分の感じられたままを相手に伝えたことで、ご友人との距離がぐっと近くなったエピソードから、自分から心を開いていく大切さを再確認できました。

カナダのチャウです。
今、長男は4年間のハイスクールの最終学年で、6月に向けて昨年末からいくつかの大学に願書を提出しています。年末年始の休暇中に申請中の大学から、高校時代に取り組んできたことや、リーダーシップを発揮した経験についてなど、いくつかの項目について小論文を提出するようにとの返信が来ました。

先日、長男がその質問の中の一つについてアドバイスがほしいと言ってきました。「これまで不公平なことや差別を見た、あるいはされた経験はあるか? その時どのように対応し、もし次回同じようなことがあったらどのようにしたいか?」という質問でした。
「どんなことを書こうと思っているの?」と聞くと、あまり差別された覚えもないなぁと言いつつ、「一つ思い出すことがある」と言って、彼が12歳の頃に学校であった出来事を話してくれました。
2023年01月16日(月) No.602 (日記)

見える景色、感じる感覚


自分を受け入れることで見えた景色


兵庫の渡海です。
岩田さんの、自分への正直な気持ちを綴った日記に、私も純粋に正直に自分に寄り添える時間を作ろうと思いました。

先日小3の娘が、学童で手作りの手鏡を作ってプレゼントしてくれました。
小さなミラーの扉の裏に自筆のメッセージが書いてあって、表紙は娘が描いたイラストでした。

『おかあさんへ
いつもいつも えがおで ありがとう。
えがおでわらったら、こころに花がさくんだよ。しってた?
ゆうぐで はやくあそびたい! また、こうえんに いこうね。』

表紙の絵は、可愛らしい女の子と、その上に天使が飛んでいる様子が描かれています。
「この女の子がお母さんだよ! で、この天使ちゃんは私! いつも私のこと、天使ちゃんだって抱きしめてくれるでしょ。だから、この天使が私」

これを見た瞬間、胸が熱くなり、伝わっていたと思えました。私たちが、いちばん彼女に伝えたかったこと。伝わって欲しいと願っていたことが。
「あなたの存在は輝きであり、私達の喜び。あなたが存在している、それだけですでに私たちの役に立っている。生まれて来てくれてありがとう」と。愛はちゃんと娘に伝わっていた。そして自分を、自分の存在を、天使(輝き)と捉え、自分の存在がお母さんたちの喜びだと、感じてくれている。生きていて、存在することが、役に立っていると、娘は知っていると感じました。

できないこと、劣っていると思われることの多い娘。同じができず叱られること、注意されること、止められること、お友だちなんかに陰口を言われることも、私の見えない彼女の日常にたくさんあると思う。
でも、大丈夫と思えました。
2022年12月26日(月) No.600 (日記)

本当の自分への寄り添い


埼玉の岩田です。
トゲトゲした息子さんを前にして、自分のやり方を変えられた安村さんの熱意と息子さんへの愛情が伝わってきました。そして私も本当にそれは必要な「べき」なのか、と子育てを通して常に考えさせられています。

娘たちが幼稚園に通い始めた15年前、ママ友との雑談や保護者会での発言をする場面が増えていきました。私は話すということに苦手意識があり、そのたびに心臓が口から飛び出しそうなほどの思いをしてきました。
相手の反応が気になって言えずにいることや、自分の考えをハッキリと伝えることにも抵抗があったので、言わなくても何とかなる場面では「本当は違うけどやっぱり言わない」という選択ばかりしてきました。

ママ友との雑談では、愚痴を漏らすこともありました。しかし愚痴を言っても聞いている人にとっては所詮他人事であり、不満がなくなる訳ではありませんでした。心のどこかでは、誰も私の気持ちを理解してくれないと卑屈になっていました。
保護者会などの発言せざるを得ないような場では、表面的に合わせる言葉を選んで話していたので、「本当は違うんだけどな」という自分がいつも隣り合わせだったような気がしていました。
2022年12月19日(月) No.599 (日記)

トゲトゲの理由


こんにちは。
大阪の安村です。
お子さんの青春の一コマに一緒に居られた、秋岡さんの幸せが伝わってきました。
そして、お子さん達のかっこいいダブルダッチを観てみたくなりました。

前回に続いて、ハートフルコミュニケーションで学び、気づいたことを書こうと思います。
3人の息子、私にとって、どの子もかけがえのない存在で、子どもに対する想いは同じ。でも、子どもによって性格は違い、同じように想って、同じように接しているつもりでも、返って来る反応はそれぞれに違いました。そして、その反応の違いから、私の対応が変わることも・・・・。

例えば、宿題をするタイミング。
それぞれが小学校の低学年の頃で考えると、二人は、私が宿題を先にやって遊びなさい。と言えば、そのようにしていました。
もう一人は、意思が強く、言葉で反抗するわけではないけれど、自分が今やりたくないと思えば、梃でも動かない。今やればいいのに!と思うことがよくありました。その度に、私の先に勉強を済ませてから遊ぶべきという考えから、口調もきつく言うことを聞かせようとしていたのです。今、思えば、宿題のタイミングなんて子どもにどうしたい?と聞いて、子どものタイミングに任せることもできたのに・・・。当時は、自分の「べき」は、子どもが将来困らないための正しいことだと思っていました。

子どもが成長して、思春期になった頃、それぞれ子どもとの日々の関わりの中で、悩むことはありました。寡黙になったり、覇気を感じられなくて心配したり・・・。
特に気になったのが、意志が強い子の反応でした。
〇〇しなさい!に対して、嫌だ!うるさい!!の反応は分かるけれど、〇〇したら?というような提案、アドバイスのような声掛けに、うるさい!黙れ!というようなきつい言葉が返って来ると感じることがよくありました。
2022年12月12日(月) No.598 (日記)

友達との経験で大人になっていく


神奈川の秋岡です。
山本さんが書かれた様子から、子ども達が活き活きと自分を表現している情景が浮かんできて、こちらも何だか幸せな気分になってきました。

さて私は今回、「この瞬間を逃さなくてよかった」と思った先月の出来事について書いてみたいと思います。

中学校2年生の息子はダブルダッチ部(2本の縄跳びで音楽に合わせて跳びながら演技をするスポーツ)に所属しており、年明けの演技披露の場に向けて、他の同級生チームメンバー5人と演技を作ったり、音楽を編集したり、プランを練っています。そのなかでひとつ決めなければならなかったのが、発表当日の衣装。息子たちは1ヶ月程前から、みんなで集合して買い物に行こうという話になっていました。

先月の初め、学校が平日2日間連続でお休みだったので、そこを狙ってメンバーみんなで集合することに。息子の学校は私立校なので、同級生も住んでいるところは学校を中心として西や東にバラバラで、なかなか簡単には集まる気にこれまでならなかったようですが、この機会にとショッピングセンターが隣接する駅に朝10時に集合となりました。この時点で、「学外で友達が一同に集まる」ということに息子がとてもワクワクしていることを感じましたし、当事者でもない私もワクワクしていました。
2022年12月05日(月) No.597 (日記)

もっと試そう、もっと遊ぼう


「私なんて」が羽木さんにもあったとは!驚きながら読みました。私も長年この厄介な気持ちに悩まされています。羽木さんが自分の気持ちに真摯に向き合ってきたこと、また長年積み重ねてきた一つ一つの努力に敬意を表します。

今回は「私なんて」と思う間もなく過ごせる、 私の好きな時間について書いてみたいと思います。

一年ほど前から親子で気軽に参加できる子育て会を始めました。雑談の中で悩みを聞いたり、子ども向けにはリズム遊び、絵本の読み聞かせ、簡単な製作遊びなどをしています。
子どもたちはお話もとても楽しそうに見て聞いてくれますが、製作遊びの時に見せる表情は格別です。例えばシールひとつ貼るにしても、どのシールから貼ろうか、どこに貼ろうかを子どもなりに考えて貼っています。一応見本は作りますが、何でもOKにしていて、子どもに選んでもらうパーツを用意したり、色を選んでもらったりと選択することも意識して準備しています。世界に一つの作品が出来上がります。

時には、自分でなかなかやらない子にも出会います。失敗したくない、正解は何だろうと探しているような子もいます。私は失敗もOK、何でもありだと思っているので、それを伝えながらかかわります。余計な言葉をかけず、安心できる場作りを心掛けていると子どもはやっぱり自分でやり出します。
そうして回を重ねるうちに、子どもがもっともっと自由に試したり、やりたいことをやっていい場所があったら良いなと思うようになりました。
2022年11月28日(月) No.596 (日記)

「私なんて」の処方箋


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