ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

親になること


初めまして、千葉の鈴木です。
4月から小学校4年生になる男の子の母、 好きなことは、思いつくままに育てている酵母で我がままにパンを焼くことです。
これから2年間、泣き笑い日記を通じて、日常にちりばめられた宝物をひとつひとつ拾いあげていきたいな、と思っています。よろしくお願いします。

さて、フランスで出産され、現在タイで子育てをされている瀧澤さんの日記は、 インドネシアとスペインで子育てをしてきた私のハートフルに出会うまでの歩みとも重なり、「ガンバレ!海外子育てママ!!」と、当時の自分も含めて応援したくなる気持ちでいっぱいになりました。
自分で何とかしなければ、私がしっかりとした子育ての知識を得ればこの子を幸せにできるに違いない、とあらゆる育児書を読み、その通りにやってみても、子どもは本に書いてある通りには育たないと悩む日々。
そんな自分を思い出し、今回は初めて私が「親になること」を教えられた時のことを書いてみたいと思います。

現在9歳になる息子は、予定日より3カ月早い28週目にインドネシアで生まれました。
出生時の体重は1100g、身長37cm。
救急車で病院に運ばれ、担当医の顔を見たところで意識が途切れていた私が、 初めて我が子と対面したのは出産の翌日でした。
生まれたての赤ん坊は猿のようだと聞いていたけれど、保育器の中の息子は、浅黒く、骨と皮ばかりの鳥のヒナのよう。 喜びよりも、戸惑いの気持ちの方が大きかった自分にショックを受けました。
2023年04月10日(月) No.614 (日記)

思い込み


チャウさんがカナダでご自身と向き合い前へと進んでいる姿に、環境は違うけれど同じ海外暮らしの私も勇気をもらいました。子ども達とチャウさんの笑顔が目に浮かびます。

初めまして、タイの瀧澤です。
1回目の投稿は私が気付いた思い込みについて書きたいと思います。

私が初めてハートフルコミュニケーションの講座に参加したのは娘が8歳の時でした。
その当時、朝起きてから家を出るまで、のんびりと過ごして時間通りに支度が進まない娘に私が「早くしなさい!」とイライラを募らせ、お互いに機嫌の悪い状態で1日をスタートさせる、そんな日々が続いていました。
もちろん私は娘を笑顔で送り出したいと思っていました。ところがその思いとは裏腹に、のんびりと支度をする娘に「あと5分で出る時間だよ、早くしなさい!」「服を着替えないと間に合わないよ!」などなど、つい沢山の口出しをしていたのでした。毎朝不機嫌そうな顔でバスに乗り込む娘を見て、どうしてこんなにイライラしてしまうのだろうと後悔の念に苛まれていました。

何とか現状を変えたくて、私なりに本やインターネットで情報を集め対策を考え実行してもいました。しかしどれもうまくいかず、こんなにいろいろ試しているのにどうして早く支度ができないのだろう、とイライラしてはまた口出しをし、言い過ぎたと反省する日々でした。

私は夫の転勤に帯同し、フランスで娘を出産し、娘が3歳の時にタイに引っ越してきました。
海外での出産、育児で不安も多く、育児に関する本を読んだり情報を集めたりはしていましたが、自分の悩みは自分で解決したいタイプということもあり人に相談することはあまりありませんでした。ママ友と子どものことを話す機会はありましたが、大変だよね〜と共感しあって気分がすっきりして終わる、そういう感じで解決法を求めるものではありませんでした。
2023年04月03日(月) No.613 (日記)

苦手なことにどう向き合うか?


落合さんの日記を読んで、私も学生時代に出会った人々から受けた親切や思いやりの言葉を懐かしく思い出しました。とくに美味しい味は幸せな記憶と繋がっていますね。いろんな人に支えてもらって今がある幸せを感じました。

カナダのチャウです。昨年9月から地元のカレッジのEarly Childhood Education(ECE)を受講し始めました。先月2月から3月にかけて、初めてデイケア(保育所)での教育実習があり、2歳半〜4歳前の子どもたちのプリスクールクラスに入ることになりました。
講座では教育学や理論など堅い内容を学んでいましたが、実習では20人ほどの2,3歳児と一日を一緒に過ごすという現実を目の当たりにしました。担当の指導教員はベテランで明るくユーモアがあり、現場の忙しい合間を縫って、私に教員としての一日の過ごし方、カリキュラムの立て方や導入など親切に教えてくださいました。

にもかかわらず、私にとって最初の1週間は試練の連続でした。
子どもの顔と名前がなかなか覚えらず声がかけられない、8人同時のトイレタイムに戸惑う、動きまわる子どもたちに、どうやって関わればいいやら途方に暮れ、鼻水ふき係に徹する新人実習生になり果てていました。慣れない環境での目の回る大変さに、この仕事は本当に私にやれるだろうかと、迷いが生じていきました。
2023年03月27日(月) No.612 (日記)

日々は気づきでいっぱい


愛することは、愛されること


それぞれの成長


そんなに面白い?


働くこと育てること


神奈川の秋岡です。
相手のわからないことにも思いを巡らせてわかろうとする、それでもわからないことはそのものとして受け入れることが「愛すること」、山本さんの言葉に深く頷き、そして何だか強く背中を押された気がします。これこそ、ダイバーシティの基本なのかもしれないですね。

さて、私の最後の回は、働きながら子どもを育てるということについて書いてみたいと思います。
私にとって、仕事は自分を成す非常に大事な要素であり、これまでエネルギーも時間もかなり費やしてきていると思います。そして、当然ながら子どもを育てることも、自分を成すもうひとつの大事な要素です。自分にとってこの二つは、「ワーク・ライフ・バランス」という別々のもののバランスをとるような感覚ではなく、自分の世界の中にシームレスに混在しているような感覚です。

とはいえ、最初からそんな風に自分を受け入れ、語れていたわけではありません。仕事に時間を費やすことで、子どもの成長にとって大事な時間を一緒に過ごせないのはどうなのだろう、寂しい思いをさせてないだろうか、子ども達の心の発育に悪影響が出ないだろうかと、いわゆる三歳児神話のようなものにさいなまれた時期もありました。

例えば現在中学2年生の息子と小学4年生の娘が、共にまだ熱をよくだしていた保育園時代、夜中に横で熱くなっている子どもに勘付いて目覚め、とっさに「明日の仕事をどうしよう、どんな段取りで病院に行けばいち早く仕事ができるだろう。」ということを考えました。そして、子どもの体調を心配する前に真っ先に仕事のことを考えた自分がいることに気づき、自分は母親としてなんて最低なのだろうと自己嫌悪に陥って朝まで眠れなかったこともありました。
また、現在中学2年生になった息子が小学校に入ったばかりの頃、学童の新しい人間関係でのストレスで不安定になり、仕事から帰宅すると荒だった感情を息子からぶつけられることが続き、仕事の疲れと重なってそれまでにないくらい自分の感情をぶつけてしまったことがありました。その時、自分がもっと体力と心と時間に余裕を持っていれば、息子を受け止めることができたのではないかと、仕事と自分の立ち位置に悩みました。
2023年02月20日(月) No.607 (日記)

「愛すること」バージョンアップ


★★ ★ 第13回オンライン・ホッとカフェのご案内 ★★★

【日時】2023年2月26日(日)10〜12時 
【参加費】無料 
【方法】オンライン(ZOOMを使用します)
【お申し込み】
https://ssl.form-mailer.jp/fms/290b6c35765590

子どもの本心、聞けていますか? 親の希望、どう伝えていますか?
今回、話題にする日記は、こちらです。習い事をきっかけに、親の関わり方、子どもとのコミュニケーションの取り方を掘り下げたこの日記を話の肴に、著者や菅原裕子と共に語り合い、あなたが一歩前に進むヒントを手に入れてみませんか?
※ これまでのカフェの様子はこちらでお読みいただけます。

★★★

群馬の山本です。
「息子の毎日に貼りついていた」と表現された羽木さん、私もまさにそうでした。でも、息子から無事に離れられたのは、学びがあって、考え続けたからだと私も実感しています。そして、同じ思いを経験している仲間の言葉も宝物です。

映画「コーダ あいのうた」をご存知でしょうか。アカデミー作品賞にもノミネートされた作品で、もうご覧になった方もいらっしゃると思います。
私はこの映画のある場面に衝撃を受けました。ネタバレになる内容もあります。ご了承ください。
2023年02月13日(月) No.606 (日記)

ノー勉息子が猛勉強を始めたわけ


★★ ★ 第13回オンライン・ホッとカフェのご案内 ★★★
【日時】2023年2月26日(日)10〜12時 
【参加費】無料 
【方法】オンライン(ZOOMを使用します)
【お申し込み】
https://ssl.form-mailer.jp/fms/290b6c35765590

日記を読んで著者に訊きたくなったこと・みんなと話したくなったことを語り合う、季節ごとの恒例カフェ。冬カフェでは、習い事や塾への親の関わり方をテーマにした「習い事から考えること」を取り上げます。
子どもの希望をどこまで聴く? 親の意見をどう伝える? やめたいと言われたら?
ざっくばらんに語り合って、習い事に留まらず、あなたとお子さんとのコミュニケーションのヒントを持ち帰りませんか?
これまでの様子は、こちらでお読みいただけます。

★★★

兵庫の羽木です。
軸は自分に置いて、自分が満足する人生を送る。私にはすでにそのように見えている田中さんのこれからに、心からのエールを送りたいと思います。

最後の投稿になります。今回は、息子の反抗期に悩み、自分と向き合うことになった私の奮闘記を書いてみたいと思います。

反抗期。中学受験をして入学した途端、息子は全く勉強をしなくなりました。目がとげとげしくなり、口をきかなくなり、態度も悪い。
可愛かったあの子はどこに? でも、よくある反抗期。そう思いながらも、「どうしてこの子は自分の幸せのために頑張らないんだろう。自分のことなのになぜ考えない!」と憤慨していました。

今思うと、中学受験には反省することもたくさんあり、息子は勉強どころじゃない、いろんな気持ちがあったんだろうなとわかるのですが、当時の私は「このままでは息子の将来が心配だ。やればできるはず。何とか勉強させなければ間に合わなくなる」「その態度は人としてどうなの?間違っている、私が正さなければ」と子どもと同じ土俵に乗り、目に見える子どもの態度や状態に反応し、私がこの子を何とかしなければと、うるさく責め立てていました。
2023年02月06日(月) No.605 (日記)

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